音楽詩劇研究所のユーラシアンオペラ四作目となる新作(2024)では、国民国家の枠を超えた文化の祖型を、東アジア海洋文明に求めることをテーマとします。その十字路の要に位置する黒潮の島々を、韓国の済州島から沖縄、八重山、先島、台湾と南下し、各地の基層文化に通底する死生観や他郷観を探る。このページは、河崎純によるフィールドワークのレポートになります。

 

済州島リサーチ 2023年8月

 一万八千の神々が宿る韓国の火山島に民謡の源流を求める旅

 

2 沖縄リサーチ 2024年1月 

 古謡を訪ねる琉球への旅と極私的な原風景を重ねて随想

 

【序章】 東アジア海洋文明への眼差し

はじめに〜新作ユーラシアンオペラに向けて

第一【沖縄本島篇】

1.御嶽を訪ねて-沖縄と済州島 2.海岸で遭ったユタ 3.私のシャマニズム 4.霊性を求めず 5.原風景-私と沖縄

第二【与那国島篇】

1.日本最西端の島どぅなん 2.古謡を求めて〜3.「死者の都」の葬礼歌

第三【極私的原風景 1980埼玉】

1.与那国の朝・精霊の記憶 2.Yの場合 3.Nの場合 4.西表を眺めながら

第四章【石垣島篇】

1. 八重山に聴く 2.三世代の歌

【終章】精霊と子どもたち

慰霊塔にて〜精霊と子どもたち〜来訪神と守り神

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